SUN 01号掲載『内なる知恵に導かれて生きてください』

SUN 01号掲載『内なる知恵に導かれて生きてください』

 

Super Universe Network
「SUN」そのネーミングの由来は..

「SUN」(スーパー・ユニヴァース・ネットワーク)という名前は、実は昨年の3月頃、私が体験したヴィジョンに由来します。

「スーパー・ユニヴァース」とは、高次元の宇宙のことであり、その宇宙には“超知性”ともいうべき、人類をはるかに超えた知性を備えた存在が住んでおり、自由に次元間、あるいは時間旅行を可能にしています。その世界では宇宙そのものが巨大で有機的なコンピュータのようなものなのです。
そして、その“超知性”はコンピュータを管理し、維持している。言いかえれば、それらの働きそのものを起こすソフトが”超知性”なのです。そのような宇宙が私の体験の中にあったのです。

スーパー・ユニヴァースでは、時間管理も行っていますが、彼らの知性は、我々三次元の世界に対して、ほとんど関心は無いのです。けれど宇宙全体を調和のとれた存在に維持していくためには、スーパー・ユニヴァースが”時間波”の管理をする必要があるわけです。
彼らの次元では、過去から未来に向かって流れていく時間の波があり、未来何千万年後の高次元の世界にある巨大な時空の壁に”時間波”がつき当たり、つき当たった”時間波”がはね返り、エコーのように過去に向けて反射しているのです。
そのような未来に進んで行く”時間波”と過去に帰る”時間波”が重なり合った時に、あるパルス(波動)の部分で三次元の世界ができあがるわけです。そして、そこに歪みがあった場合、彼らは初めて三次元の世界に干渉するのです。

 

このようなSF小説のような体験をしたわけですが、その体験をした時に「我々人類は、神のような高度な知性があるということを認め、それを信頼して任せるしかない」という感覚をもったのです。ですから、いずれ人類が進化していった時には、”超知性”の存在になるだろうと思うのです。が、そこに至るためには、まず「どこかにそのような神のような力、知恵が存在し、それに任せていれば、我々三次元の知恵もきちんとうまく進むことができるのだ、と認めればいいのだ」と感じたのです。
そのような意味から、我々の本質もスーパー・ユニヴァースに属しているわけですから、これから必要な情報を得るためのネットワークのシンボルとして、このニュースレターを「スーパー・ユニヴァース・ネットワーク(SUN)」と名づけたのです。

 

変革の時を迎え、シナリオは用意されている…

我々の地球は、今、2000年を目前にして重大な局面を迎えようとしています。高次元の波動の影響を受け、地球が大きな変革を迎えようとしているのです。

お話ししたように、”超知性”スーパー・ユニヴァースに委ねていれば、基本的には心配はいりません。が、決して我々人間、個人個人が何もしなくても良いということではありません。個々が行動を起こさなければならない時期を迎えようとしているのです。これからの地球の動きは、大きく分けて二極に分化してくると思います。それが、ますますはっきりしてきます。

 

21世紀になって時代が変化しても、今までの古い価値観、社会構造、権力にしがみついたままの人がいるでしょう。
一方、新しい生き方をする人たちは、お金に依存しない。必要以上に富を蓄えるということに執着しないという人たちの数が、しだいに増えてくると思います。そのような”目覚めた人たち”と、依然として”目覚めない人たち”との大きな二つの極に分かれると思います。

さらに”目覚めた人たち”のなかの少数の魂は、地球上ではすでに学ぶものがないのだけれど、人類の中に混じって人類の意識が高く目覚める手伝いをしてきた、”奉仕者団体”という人たちがいます。そのような魂は役割を終えて、例えて言えば”仕事が終わった海外協力隊”のように故郷に帰るわけです。
これが20世紀末から21世紀にかけて起こる変化の中の、大きなドラマになるのでしょう。

 

そのような人たちには、今後どのような状況が起こるかというと、肉体を持っている限りは、死はまぬがれないわけですが、しかし、魂としての意識はそれぞれの故郷へ帰るわけです。故郷に帰ると、そこでは高次元の、地球では想像もできなかったような広大な意識として存在するわけです。
今の人間の状況からは、想像もできないような素晴らしい能力に目覚め、広大な宇宙の意識を体験することになると思います。

 

彼らは地球上でのカルマはなく、最初から非常に綿密に計画されて、この地球上で奉仕活動を続けるわけです。インド的にいうと「解脱」ということになります。  このようなシナリオを私自身は考えているのですが、それぞれの皆さんが客観的に考え、判断していただけれぱと思います。各人が思うのは自由なのですから、どのように受けとっていただいてもよいと思います。

 

この変革の時に、瞑想をする上での忠告は…

今の時代に必要な”瞑想”というものを、ひとことで説明するのは困難です。ですから今後、この『SUN』の誌上で、できるだけお話ししていきたいと考えています。今回は、瞑想をする上での忠告を申し上げたいと思います。

まず一つは、「チャネリングのメッセージというものを盲目的に信じてはいけない」ということです。 ニューエイジの人々が行うチャネリングは、確かに今の時代に必要な通信機関ではありますが、チャネリングのメッセージには歪み、誤りが入りやすく、しかも、誤りをチェックしにくいのです。
また、メッセージの中には故意に人々の意識をネガティブな方向にもっていこうとするものもありますから、必ず内容を吟味しなくてはなりません。同じチャネラーが言ったことでも、チャネリングする時期によって、その次元も、かなり高いもの低いものが出てくることに注意しなくてはなりません。

チャネリングした内容が正しいかどうかということを検証できるものであれば、それを試みる必要があります。つまり、チャネリングで与えられた知識をもとに、その内容を実行してみて、裏付けることができるかどうかを試してみる必要があります。逆に、そうでない検証不可能なもの、例えば前世の物語などは、ほぼ実証することは不可能ですから、そのようなことは、ただ妄信するわけにはいきません。だからそれが精神的な幸福、精神的な教訓になるかどうかを、しっかりと心に問いかけて欲しいのです。

 

二つ目に、「かなり瞑想が進んでいて高度な意識をもった人であっても、お金や権力の奴隷になりやすい」ということです。
そのような不完全な精神の指導者や教団が「オウム真理教」以外にもたくさんありますから注意しなくてはならないということです。「どの教団がいけない」ということは私には言えませんから、それは各自が判断して欲しいと思います。

以上のようなことに十分注意して、この時代の中で、しっかりと精神的に自立して行くように努力して欲しいと思います。リーダーを決め込んで全てを任せ、言いなりになるという姿勢はこれからの時代には、もう止めるべきだと思います。つまり、私が、このように言っていることに対しても、鵜呑みにするのではなく「自分自身が正しいと感じたから、それを受け入れる」という姿勢でいてほしいわけです。

 

時代の変化から、目をそらさないでください…

また、時代は確実に変化していきます。経済にしろ、政治にしろ、いろいろな分野で大きな変化が次々と起こっています。
そのような状況の中で、どうぞ変化に抵抗しないようにしてください。”変化”というものを、よく見つめて行動するようにすれば、”変化”の内容に対して、影響を与える力が大きくなります。時代の変化に与える、一人ひとりの意識の力が大きく影響するようになります。
一人ひとりの意識の力を役立てること、つまり、同じ現象を目にした時に、それを良い現象としてとらえ、良い方向に意識を向ければ、それだけ世界が良い方向に向かう力が強まるのです。一人ひとりがポジティブな意識、ポジティブな世界観に目覚めれば、世界全体をポジティブな要素に構成してゆくことができるのです。

 

世界は、巨大で複雑な構造で成り立っていて、一個人の力というものは微々たるものかもしれません。「時間の流れに対して何の影響力も与えられない」と、ともすれば我々は無力感に襲われます。けれど、精神的な立場から意識というものの本質をとらえたならば、そのような無力感に襲われることはないはずです。
自分ひとりではなく、「自分の意識が何十億人の意識とつながっているのだ」と思えば、ものすごく大きな力を感じることができるはずです。たとえば今、「核実験は良くないことだ」と強く意識し、そして「それが多くの人の意識とつながっていることができる」と思えば、世界全体の人々の考えに影響を与えることができるのです。

 

キリストを崇拝するのではなく、個々がキリストの意識を持って…

最後に、これからは、個人崇拝をやめるべき時代です。よく、キリストの再臨を信じている人がいますが、もしキリスト自身の人格が、また、昔そっくりそのままやって来るのなら、今回はキリストのような仕事、生き方はできないのではないでしょうか。かなり平凡な活動しかできないと思います。
ですから、本当の意味での”キリストの再臨”とは、キリスト的な意識を一人ひとりの意識の中に持つことだと思います。それが本当の意味での’キリストの再臨”なのです。

 

「キリストが再臨して、これから至福1000年の時代が続くだろう」というのは幻想だと思います。一つの物語なのです。確かに、これから至福の時代が始まるだろうとは思いますが、それは、キリスト一人が行うのではないのです。このような意味からも、変革を前にして”宗教的な権威”というものも当然、変革を迫られています。
たとえば「キリストは神の一人子」という教えを多くの人が受けるのですが、それは、宗教がつくり上げた権威に他ならないのです。
同じように仏教では「ブッダ」というお釈迦様の存在を神格化して祭り上げてしまい、人々の手の届かない所に置いたのです。そのようにつくり上げられた宗教というものは、ここ十数年の間に覆されてしまうはずです。

 

つくり上げられたものを妄信するのではなく、この変革の時代に、真の知恵に導かれる方法一その最も良い方法とは、一人ひとりが自分自身のハイアーセルフ(内なるグル)とつながり、メッセージを受け取るようになることだと思います。

 

1995.9.1

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